2016.5.10 2016 VehicleSimユーザカンファレンスに参加してきました

営業部の友安です。

5月3日にVehicleSimの開発元であるメカニカルシミュレーション社により開催された、2016 VehicleSim User Conferenceに参加してきました。

 

開催場所はデトロイトからも近くミシガン州にあるNoviという町のシェラトンホテル。自動車OEM向けのイベントが度々開催されているようです。

シェラトンホテル

カンファレンスは合計で15ものセッションから構成されていました。今回はその中から印象に残っているセッションをいくつかを取り上げて紹介させていただきます。

 

オープニングは、メカニカルシミュレーション社の共同創立者でもあるThomas D. Gillespie博士で、挨拶の中でVehicleSimが車両運動アプリケーションだけではなく、ADASなどの自動運転の分野でも広く使われ始めていることを示唆していました。

Thomas D. Gillespie博士

 

キーノートプレゼンテーションはミシガン大学のHuei Peng博士です。V2V(Vehicle to Vehicle)だけではなく、V2VR(Vehicle to Virtual Reality)と言った、車車間だけではなく、車と人、車と標識など幅広い分野での相互通信が今後も広がっていくというConnected Vehicleに関する内容でした。

 

また、昨年ミシガン大学内にオープンしたM-CityというITS研究用の町についても紹介がありました。M-Cityで行われている研究やミシガン州内で行われているDSRC通信での実験なども発表されていました。

 Connected Vehicle

 

ユーザによる発表では、ゼネラルモーター社のACCの制御アルゴリズムを開発しているLuis Colmenares氏からの発表がありました。

Colmenares氏はCarSimを長年使用しているユーザで、今回はCarSimによるシミュレーション挙動と実車による挙動がかなり近いものとなることで、ACCの制御アルゴリズムのHILSでの確認にCarSimによる車両挙動シミュレーションを有効に活用できたという内容でした。

Colmenares氏発表

 

パートナーによる発表の中で興味深かったのが、Morse MeasurementsによるK&C計測とCarSim用パラメータデータの作成に関するものでした。

この会社はノースカロライナ州にあり、自社でKC測定器を保有しNASCAR用車両の計測を行っています。また、計測した値をCarSimparファイルで提供するというサービスも行っています。

日本では無いサービスに驚いただけでなく、NASCARビジネスの大きさにも驚きました。 

Morse Measurements

 

後半の目玉はやはりこの人。メカニカルシミュレーション社CEO、CarSim生みの親でもあるMike SayerによるVehicleSim2016と次期バージョンのVehicleSim 2017の機能紹介です。

Sayer

VehicleSim2017

 

普段からコードやドキュメントを書いているSeyerだけあって、新機能の詳細説明に関しても非常に分かりやすいものでした。

一方でユーザニーズに対する意見を述べる部分では、ユーザの声にしっかりと耳が傾けられている内容で、の向かうべき方向性がしっかりと示されていました。

 

 

セッションの最後にはVehicleSim開発メンバーが登壇し、ユーザー達からの鋭い質問にズバズバと回答していました。

またユーザの方々も直接開発者に要望・質問できる機会を楽しんいました。

メカニカルシミュレーション社

 

メカニカルシミュレーション社によるユーザカンファレンスの開催は久方ぶりでしたが、ユーザ、パートナー、開発者が一堂に会した場で色々な話も出来、楽しい一日を過ごすことが出来ました。

今年は日本でも11月にユーザ会の開催が予定されていますので、予定が会う方は是非お越しいただければと思います。