【開催報告】CarSim/TruckSim/BikeSim User Conference 2016

2016年11月2日(水)に、CarSim/TruckSim/BikeSim/SuspensionSim User Conference 2016を東京コンファレンスセンター品川にて開催しました。自律型自動運転自動車の研究をされている大学や、ADAS/操縦安定機能開発を行っている企業からの講演、開発元であるMechanical Simulation社よりの最新開発状況の報告、パートナー企業からの事例紹介など、ご来場の皆様に有意義な最新情報や利用技術を紹介し、活発な質疑応答が行われました。

 

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日時 2016年11月2日(水)午前10時30分〜午後5時40分
                (懇親会午後5時50分〜午後7時)
場所 東京コンファレンスセンター品川 5階
JR品川駅港南口(東口)より徒歩2分
費用 無料(事前登録制/先着順:定員になり次第締め切り) 
主催 株式会社バーチャルメカニクス
共催 Mechanical Simulation Corporation

 

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 講演資料をご希望の方はこちら(ユーザ様とその関係者様限定)
 


10:00〜10:30

     受付&展示デモ

10:30〜10:40

   
ご挨拶および概要説明
     株式会社バーチャルメカニクス 代表取締役  滝田 栄治

 10:40〜11:30

Introducing CarSim, TruckSim, and BikeSim 2017 ※同時通訳あり
Mechanical Simulation  CEO and Chief Technology Officer    Michael W. Sayers, Ph.D.
近年、Mechanical Simulation社ではVehicleSim製品がADASや自動運転へ応用されるべく開発を進めてきました。本講演ではVer.9より3バージョンに渡って行われているメジャーアップデートの内容及び、リリース予定のVer.2017の新機能についてご紹介します。※
※ マスモデルのモジュール化により可能になったタイヤ、ブレーキ、ステアリング、エンジンコントロールの外部モデル化/Ver.2017より可能となるRTでのFMIモデルの実装/ADAS用画面の追加などを含むGUIの拡張/ADAS開発向けの複数路面・パス設定機能/センサ機能の拡充/アニメーション、オブジェクトの拡張機能


 11:30〜12:20

【基調講演】 自律型自動運転自動車の市街地における公道走行実験の概要とその成果
金沢大学 新学術創成研究機構 未来社会創造研究コア自動運転ユニットリーダー
准教授 菅沼 直樹 様
金沢大学では2015年2月24日から国内の大学としては初となる自動運転自動車の市街地における公道走行実験を開始しました。本講演では、実験に用いている自動運転車両および自動運転システムの概要について述べて頂くと共に、公道走行実験の成果と課題について講演頂きます。


 12:20〜13:20
     昼食: 3階 Something Delicious  & 展示デモ
 
 

 13:20〜13:50

CarSimを用いたステアリング台上開発
株式会社本田技術研究所 中村 幸司 様
ステアリングシステムは重要なHuman Machine Interfaceとして車両運動を司る装置のため、目標とする車両特性に合わせてマン-マシン系として開発する必要があります。また、乗用車で主流となる電動パワーステアリングは性能向上と共にシステムが複雑化してきており、実車を用いた検証や適合には限界があります。上記のことからHardware-in-the-LoopやDriver-in-the-Loopでのシミュレータによる台上開発が必要となります。
本講演ではCarSimを用いたそれらの概要と事例をご紹介頂きます。 

   

 13:50〜14:20

CarSimの車両運動性能開発への適用について
富士重工業株式会社 橋爪 和哉 様
スバルでの車両運動性能開発においてCarSimは欠くことができない有効なツールとして定着しています。開発初期段階での車両性能目標の設定や、各要素への性能割り付けへの活用に始まり、試作車性能の事前予測、ESC認証などにも活用されています。 
本講演では、CarSimの車両開発への適用事例と今後の展望についてご紹介頂きます。 

 
     
      

 14:20〜15:00

【パートナー事例紹介】 CarSimの有用性を支援するDoEサポートツール事例
ITKエンジニアリングジャパン株式会社 長谷川 厚志 様
CarSimAutomationは、CarSimを利用した各種テストを強力にサポートします。複雑な設定をシンプルにし、Vehicle,Road,Event等の選択をテキストファイルにリスト化します。Simulinkと連携したテストでは、CarSim-Yellowlink、SetTable、さらにSimulinkのパラメータ設定を自由に行い、DoEテストを容易化します。複雑化するパラメータのオプティマイズから、テストオペレーションまで、幅広く支援するツールをご紹介します。
【パートナー事例紹介】
株式会社ブイエムシー 永原 明
「AgX Dynamics」は、通常のシミュレーション技術では困難な、変形する地面やワイヤー、ケーブルのシミュレーションを実現、また、高速かつ正確な物理演算が可能なソルバ、アルゴリズムを搭載し、リアルタイムにこだわったシミュレーター開発を支援する開発ツールです。
ロボット、宇宙、重機・建機、大型クレーン、ROVなど幅広い用途のシミュレーターへの活用検討がいままさに現在進行形で進んでいます。ゲーム用とは異なるプロフェッショナルユースの物理エンジンを用いたシミュレーションの可能性をご紹介します。


 15:00〜15:30

      休憩 &  製品展示
 

 15:30〜16:00

モデル予測制御による自動運転車両の自律的な追越し動作生成
株式会社デンソーアイティーラボラトリ 大林 真人様
走行環境の時間変化を考慮した適切な意思決定を実現するために、モデル予測制御(MPC)の枠組みを用いて自動運転車両の行動計画を行います。このMPCにおいて計算負荷の観点から、車両構造を意識しない簡易な車両運動モデルを適用すると、計画された行動と実際の車両挙動との間に乖離が発生します。デンソーアイティーラボラトリでは適切な精度を備えるMPC内の車両運動モデルと、計画した行動を補完するフィードバック制御器を用いて乖離の少ない行動計画手法を開発し、CarSimを用いて有効性を検証しています。本講演では検証方法等を各種事例と共にご紹介頂きます。


 16:00〜16:30

EPSシステム性能設計の取り組み事例 
株式会社ショーワ 高僧 美樹 様
”実車での操舵フィーリング性能の解析・指標化/官能指標を数値化したものをモデル化し、そのモデルをシミュレータに搭載しながら目標操舵フィーリングを達成するためのステアリングハード、制御アルゴリズムを設計・検討し、EPSシステムを試作した後に、自前設計のHILSによる検証をする”といったショーワの性能設計に対する開発プロセスの構築として取り組んだ内容についてご紹介頂きます。

  

 16:30〜17:00

BikeSimを用いた新しい二輪車用スタビリティ・コントロールシステムの研究
Mechanical Simulation  渡辺 幸雄
新しいスタビリティ・コントロールシステムによる二輪車走行中の挙動を安定化させる手法(特許出願中)や、様々な走行条件のシミュレーションにより検証された制御効果、また、複素平面上での根軌跡から安定判別を行って検証された制御手法の妥当性等についてご紹介いたします。 また、新制御システムを構築・検証するためのBikeSimの一連の使い方も併せてご紹介いたします。

 

 17:00〜17:40

VehicleSim 製品による ADAS シナリオ事例
株式会社バーチャルメカニクス 板井 則幸
近年、ADAS や自動運転へのVehicleSim 製品の応用を強く意識し、オブジェクト機能とオプションの ADAS センサー機能を使った事例シナリオを拡充しています。また、お客様のご要望を受ける形で汎用的な事例シナリオの作成および提供の活動を行っています。VehicleSim 製品上でどのようなシナリオを再現できるのか、一例をご紹介いたします。

 

 17:50〜19:00
     
懇親会: 5階 ホワイエ & 製品展示



 
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@日本無線株式会社
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ADASの開発・設計・評価にご活用頂ける定置式ドライビングシミュレータを出展致します。特徴としてはステアリングに反力発生装置を使用しておりますので、よりリアルな運転操作が可能となります。また、アナログ的メータパネルから今後は液晶ディスプレイが採用されていく事をにらんで、メータのデザインを支援するソフト「Meter Studio」にて作成したメータパネルをタブレットにて表示し再現致します。
A日本イーエスアイ株式会社
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Pro‐SiVIC は、先進運転支援システム(ADAS)を仮想的に評価するためのシミュレーションプラットフォームです。動的に変化する走行シナリオ作成が可能で、光学カメラ/LIDAR/レーダーなどの各種ADASセンサモデルを提供しています。実機試作以前にさまざまな運転シナリオで性能評価を行うことにより開発期間短縮、コスト削減に貢献します。
Bニュートンワークス株式会社
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SimulationXはVehicleSimに各種部品の詳細情報を付加し、より高度な車両運動解析を実現します。SimulationXの持つ機械や油圧、空圧要素を用いてサスペンションの非線形挙動をモデル化するなど、多くのユーザがその効果を確認しています。さらにNewtonSuite-MORと組合せることで、構造解析FEMでモデル化した形状依存の振動もまとめてモデル化した解析を可能にします。
C株式会社マックシステムズ
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■研究・開発向けドライビングシミュレータ「SCANeR™studio」
・交通モデルシミュレーション機能
・酔わない、滑らかで品質なリアルタイム3D映像の描画
・道路ネットワークエディタ搭載
・CarSimなど外部両モデルに対応
・HILS 接続実績、NI LabVIEW, Simulink, ETAS, d-SPACE, Concurrent …
DITKエンジニアリングジャパン株式会社
ITKエンジニアリングジャパン
弊社はITK Engineering AG(ドイツ)と協業しており、ドイツOEM/サプライヤとのエンジニアリング業務で培ったナレッジと経験を生かし、自動車の制御ソフトウェア開発とシステムズエンジニアリングにおいて、革新的テクノロジーによる高効率なソリューションを提供しております。
CarSim利用のテスト支援ツール "CarSimAutomation"は、エキスパートからテストオペレータを対象に、Simulink & CarSim-Vehicle/Road/Event パラメータ制御をサポートすることで、DoEテストを容易化します。
シャーシデザインパラメータ最適化手法のデモをご紹介します。
ETASS International 株式会社
【ロゴ画像】TASS様.png
ADAS開発ツールPreScanのリアルタイム版を展示いたします。CarSimとPreScanの連携によるADASアプリの事例紹介のデモを行います。
MF-Tyre/MF-Swift7.0はCarSim2016よりタイヤモデルとして組み込まれました。ターンスリップを含めたタイヤモデルの効果を紹介します。
F株式会社バーチャルメカニクス
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VehicleSim製品の利用方法、操作などに関する質問に技術担当者がお答えいたします。
G株式会社ブイエムシー
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シミュレーションソフト作成に使われる開発ツール、物理エンジン「AgX Dynamics」を紹介します。
プロフェッショナルユースの物理エンジンを用いることで、土砂などの変形地面、粒子の掘削、ワイヤー・ケーブルなど、従来シミュレーションの実現が難しかった環境、対象物を正確に、高速に(できる限りリアルタイムに)シミュレーションすることが可能になります。

 

 

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