トーマス・ジリスピー博士 メカニカルシミュレーション社を退職

2020.10.12

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トーマス・ジリスピー博士

メカニカルシミュレーション社を退職 

 

 

 

ジリスピー博士は、1996年初頭に設立されたメカニカルシミュレーション社の共同創設者の一人でした。その長い勤続年数の中で、ジリスピー博士は数え切れないほどの貴重な貢献を果たしました。博士は、車両運動および関連するシミュレーションテクノロジーの理解における“第一人者”として世界中で認められています。

 ジリスピー博士は、ミシガン大学の名誉研究教授です。博士は、ミシガン大学Transportation Research Institute(交通研究所)での研究者としての30年のキャリアを終えるまで、車両運動、路面粗さ、タイヤの均一性、タイヤと車道の相互関係、また、これら現象のシミュレーションに焦点を当て研究を行ってきました。

 博士は、SAEインターナショナル刊行のFundamentals of Vehicle Dynamics(車両運動力学の基礎)の著者でもあります。ミシガン大学在職中は、自動車工学や統合車両システム設計の講義を担当しました。さらに、自動車メーカーやサプライヤーでも車両運動の講義を行いました。 

 ジリスピー博士の職歴は、主に自動車およびハイウェイ分野における先進工学と研究に関わるものでした。当初からこの分野の広い範囲に携わり、その経歴はペンシルバニア州立大学での自動制御と舗装路摩擦試験手法における応用研究から、米国陸軍工兵部隊での新しい軍用建設機器のエンジニアリングおよびサービス試験を指揮するプロジェクト担当官としての任務にまで及びます。フォード自動車に在職中は、新たな大型トラック製品の開発テストや、トラックのブレーキ、ハンドリングおよび乗り心地を予測する解析手法やコンピュータプログラム開発のグループリーダーを務めました。路面粗さと車両運動の相互関係分野における専門知識により、ラフネス(粗さ)測定に関する国際的な実験を指揮し、世界銀行に技術支援を行いました。これが、ジリスピー博士を始めとするメンバー(メカニカルシミュレーション社の共同創設者の一人でもあるマイケル・セイヤー博士を含む)による国際ラフネス指標という世界標準の開発につながりました。

 1987年から1988年にかけては、科学技術政策局の上級政策アナリストとしてホワイトハウスのスタッフを務めました。後には、先進超伝導の研究開発に関する国内実行計画を策定する省庁間実行委員会の議長として、ホワイトハウスのコンサルタントを務めました。

 みなさまもご一緒に、ジリスピー博士の退職後の人生が末永く、安全であり、健康で、活動的なものとなるよう願っていただければ幸いです。 

 


  

本文章はメカニカルシミュレーション社が発行したニュースレターを基に、バーチャルメカニクスが翻訳編集加筆を行っております

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