CarSim/TruckSim2019.1の3次元地面モデル連携

2019.09.03

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CarSim/TruckSim2019.1の3次元地面モデル連携  

 

 Mechanical Simulationは、実車試験結果を再現する忠実性の高い数学モデルを提供し、かつコンピューター上の実行が速くハードウェアインザループ(HILS)でのリアルタイムシミュレーションにも十分対応することでよく知られる車両運動シミュレーションツールCarSimおよびTruckSimの2019.1バージョンをリリースしました。
 
自動車業界による先進運転支援システム(ADAS)および自動運転車両に対するサポート改善の必要性が高まる中、それに対応して複雑な交差点や都市環境、試験設備のシミュレーションを提供するためのニーズ  が存在します。

CarSimおよびTruckSimには、複数路面へのサポートが内蔵されています。
しかし、3次元地面情報には地面のポリゴンメッシュ表現を使用する他のソースもあり、FBXやOpen DRIVEのようなファイル形式で利用できます。
これらのリソースを活用するため、Mechanical Simulationは車両のタイヤと地面の接地点に高効率のインターフェイスを提供する、VS Terrainと呼ばれる新たな地面モデルを導入しました。
シニアソフトウェア開発エンジニアのBaker Searlesは、「最適化された3次元コリジョンアルゴリズムと組み合わされた標準のジオメトリ形式を使用することは、車両試験に多数の新たな機会を提供します。」と述べています。
車両モデルが勾配や転がり抵抗、摩擦といった接地情報を探すのに利用できるよう、地形データはコンパクトな形式に  ロードされます。
ユーザーの選択次第では、カスタム地形データやアルゴリズムを含めるための独自関数をインストールすることもできます。
 
また、車載カメラで見るのと同様の、高度に現実的なシナリオ表示への必要性も高まりを見せています。
「シミュレーションのビデオ表示、内蔵コントローラーの性能評価と、場合によっては数十万というシミュレーション条件を表示する  コントローラーの「機械学習」の両方に使用されます。」とSearles氏は述べます。
日中や夜間のライティング条件、雨や雪での現実的なカメラ画像表示  を提供可能な、Epic社のUnreal Engineのような洗練されたゲームエンジンとの接続に対する関心も増大してきました。
Mechanical Simulationは、CarSimおよびTruckSim車両モジュールを含むUnreal 向けのプラグインを提供します。
 
ADASや自動運転のシナリオをシミュレーションする際、UnrealとSimulinkでの同時作業が必要な場合が多々あります。
シニアソフトウェアエンジニアのBrad Porterは、このニーズに対応するためUnreal Engine向けのVehicleSim Dynamics Plugin とVS Connect通信ライブラリを作成しました。
Porter曰く、「Unrealプラグイン、VS Connect、VS Terrainの機能を組み合わせることにより、UnrealとSimulinkのシミュレーションを一緒にリンクさせ、いずれかのまたは両方の環境で同時に複数のCarSimおよびTruckSim車両をシミュレーションすることができます。」
VS Connectのデータ同期機能により、ユーザーはいずれかのまたは両方の環境にコントローラーロジックを実装することが可能です。
Porterはさらに、「例えば、コントローラーのロジックはSimulinkモデルに持ちながら、Unreal内でCarSim車両をシミュレーションすることができます。」と述べます。

 

 

 

 


 【本文章はメカニカルシミュレーション社が発行したニュースレターを基に、バーチャルメカニクスが翻訳編集加筆を行っております】 

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